4 poster bed の宿
Llangollen, Wales



●観光局のパンフで一番安い宿を選びその宿の一
番高い部屋を頼む、という方法で決めたらなかな
か豪華な思いができた(気がする)。
●部屋はかなり広くゆったりしていて、写真のベ
ッドのある部分が部屋の半分にあたるくらいの広
さ。さらにバスルーム付で、宿そのものがちょっ
と古いのと対照的なぴかぴかの新しい設備で使い
心地は最高でした。
●バスの着く町の中心からは少し歩くけど遠すぎ
るというほどでもなく。
●と言いつつ、パンフの住所では自力でたどり着
けず、町に着いてから電話して車で迎えに来ても
らったのでした。
●幹線道路A5に面している家だけどこの部屋は
裏庭を向いているので(裏庭というか斜面になっ
ている)静かでした。





スコティッシュな宿
Edinburgh, Scotland



●iで探してもらった宿。スコティッシュ・ブレ
ックファーストを出してくれるところを!と強調
したんだけど、実はフル・ブレックファーストな
だけでそんなに特徴的なメニューではなかったの
が唯一残念な点。
●市街からは南方向にバスで行くことになった。
この一帯はB&Bが多い地区らしい。街並み自体
はちょっとゴミゴミっとした古い通りで、夜歩く
のは遠慮したい感じでした。
●宿のご主人は若い男性で、ちょっと女っぽい仕
草が特徴のスティーブン。着いた時に握手したの
って初めてだったかも。結局宿で見たのはこの人
だけでした。朝ごはんの時も含めて。
●部屋はダブルとシングルベッドの3人部屋。バ
スは共同だったけど、ドアのすぐ横にあったの
と、他に泊まっている人がいなさそうだったのと
でほとんど専用みたいなものでした。
●写真は部屋のお茶セット。籐のローテーブルが
珍しかったのと、ネスカフェの専用ラックにきち
んと並んでいる一式がおもしろくて。ビスケット
付。





駅前の宿
Conwy, Wales



●この町の駅は町の中心にあるので、列車を下り
るといきなりハイストリートだったりする。B&
Bは町中より城壁の外に多いらしいのだけれど、
早く休みたくて、駅のすぐ前の宿に飛び込みで泊
まることにした。シーズンオフだったから余裕で
空いてたけど、そうでなくても観光地、夏なんか
だとすぐに満員になりそうなところです。
●部屋はバスタブのあるゆったりしたバスルーム
付。ところが着いてすぐトイレを使ったら水が流
れずにあせったあせった。すぐに下に降りて奥さ
んに言ったら、一人使ってすぐ次に使うと水がた
まるのが遅くてそうなるのよ、いつも…と笑って
教えてくれた。そんなことで定評のあるトイレっ
て…。
●ダブルとシングルベッドの3人用だけど、部屋
にいっぱいいっぱいという感じであまりゆとりは
ない。窓からお城が見えるのはなかなか素敵だけ
ど。道路に面しててしばらくうるさかったものの
寝る頃には逆に不気味なほどぴたりと車が減って
安眠できました。





B&B街の宿
Llandudno, Wales



●駅のすぐ裏側に当たる静かな住宅街にあった
宿。実は観光局のパンフで、B&Bの多そうな通
りに目星をつけて歩いて見つけたところです。狙
いが当たって駅に近くて安い…という条件ピタリ
だったのがちょっと嬉しい。
●もともとこの町はリゾート地なので宿は安いの
から高級なのまで数は異様に多い。海岸のほうに
はホテルがずらりと並んでるし、他にもB&B街
はいくらでもありそうです。
●ここも長期滞在する人が主に利用するのか、1 
泊でもかなり安く料金が設定してありました。
●部屋はゆったりめのシングルベッド2つ。シャ
ワールーム付。でもシャワーはかなり狭いユニッ
ト式。お湯はちゃんと出ましたよ。
●驚いたのは、玄関ホールに「地球の歩き方」の
カバーが貼ってあったこと。伝言板みたいなボー
ドに。発つ時にご主人に尋ねると、案の定、以前
泊まった日本人の女子学生が置いていったとのこ
と。古い版だったようだけど、この宿が載ってた
のかな?





レストランの宿
Betws-y-Coed, Wales

●観光局のパンフを見て、レストラン兼B&B、
というのに興味を持って選んだ宿。それなのに、
行ってみると、口蹄疫のさなかで観光客がどっと
減ったせいで開店休業状態で、レストランはお休
み。朝ごはんまで出ないという悲しい事態に。ま
あ朝ごはんはコンチネンタルなら出るということ
で一応ほっとしたのですが。
●すごく珍しいことに赤ちゃんと幼児のいる若夫
婦が経営している宿でした。B&Bというと中年
夫婦かそれ以上の人がやってることが多いと思っ
てたので。1階がレストラン、2階が家族のフロ
ア、3階が客室、という形になってました。
●部屋は屋根裏で、シングルベッド2つ。バスル
ームは共同。でも他に客はなく3階まるまる独
占。しかし困ったことが一つ。トイレに行こうと
部屋のドアを開けるたびに、2階から飼い猫2匹
がものすごい勢いで駆け上がってきて「かまって
かまって」攻勢をかけるんです。ドアがカチ、と
いうだけで聞きつけてダッシュしてくるからすご
い。ゆっくりトイレに行かせてほしいんだって。
これも客へのサービスの一つだったとか?





海峡を臨む宿
Caernarfon, Wales

●iで探してもらった宿。予算の関係で町の中心
からは少し離れた、文字通り海峡を臨む斜面にあ
るB&B街でした。iの人が書いてくれた言葉に
よる道案内がわかりにくくて、どうして地図を書
いてくれないかなあ、と不満を言いつつ探しまし
た。イギリスでは地図より言葉で案内することが
多い気がする…。
●着いてみるとシーズンオフならではの改装中ら
しく、ペンキの匂いがしたりかなづちの音がした
り。もちろん客は我々だけでした。が、泊まった
部屋はルーフバルコニー付の面白い部屋でよかっ
たよかった。ダブルとシングルベッドにシャワー
ルーム付。写真のドアはトイレと洗面所なんだけ
ど、ごらんの通り、部屋の中に新たに作りつけた
部屋らしく、天井の下に天井が。もともとバスル
ーム共同だったのをアンスイートに改装するとこ
ろが増えているらしいし、これもそうかな。
●部屋の明かりのスイッチはドアのすぐ脇にある
んだけど、ベッドサイドにも長〜いスイッチひも
が下がってて、日本の和室で使うのと似てるのが
愉快でした。





駅をまたぐ宿
Conwy, Wales

●この町の駅は町の中心にあって(…どこかで書
いたけど)駅は住宅に囲まれた状態。この宿のあ
る通りは駅の真上をまたぐ形になっていて、陸橋
の上に宿がある状態。この窓からはホームが真下
に見えます。
●朝イチにiに行って探してもらった宿で、まず
荷物を置かせてもらおうと訪ねていくと、前の人
がチェックアウトした後まだ部屋が片付いてない
けど適当に置いといて、と言われてお言葉に甘え
ました。
●シングルベッドが3つというちょっと変わった
構成。バスルームは共同で、部屋は2階でバスル
ームも2階なのに一度中2階に降りてまた上ると
いう迷路っぽい家でした。
●古い建物に愛想のいいおばあさんにおいしい朝
食…と、とても気に入った宿だったのに、次に行
ってみるともう空き家になっていました。寂しい
です。





農場見学の宿
Honiton, England



●イングランドはデボン州にある農場の宿。B&
Bは2部屋しかないけれど、農場は見学コースも
ある観光農場。希少種の家畜をいろいろ集めてあ
りました。他にはセルフケータリングの棟もあっ
て、この写真の奥左手がそうです。
●部屋はシングルベッド2つ。ゆったり広くてす
ぐ下には花がいっぱいの中庭があります。このテ
ーブルでクリームティーを頼んでティータイムも
楽しめます。なにしろデボンシャー・クロテッ
ド・クリームの本場。おいしいスコーンでした。
●宿泊すると農場の中は自由に見て回ってOK
で、子供連れならポニーに乗ったりニワトリの卵
採集をしたり遊びもいろいろできるらしいです。
私たちは出かけたのでできなかったのですが。
●この窓の外で朝からすごい声が響くと思った
ら、そのあたりを孔雀が歩いていて、その鳴き声
だったのにはびっくり。
●交通の便はよくなくて、駅から延々タクシーで
やってきました。ただ、帰りは電話したタクシー
会社が出払ってて、宿のご主人が車で送ってくれ
ました。ラッキー。





A5街道沿いの宿
Betws-y-Coed, Wales

●宿を決めずに来て、町に着いてから決めること
にし、駅から順にB&Bを直接あたって行ったの
ですが、なかなかこれという宿に会えずにどんど
ん遠くなっていき、やっとここに決まった時には
ぐったり。ここの一つ前に訪ねた宿の人が勧めて
くれたところでした。
●部屋は3階で、家の背後がすぐ山の斜面になっ
ているためか奥行きがあまりなく、階段の傾斜の
窮屈なこと。階段の上り下りの時に梁に頭をぶつ
けるのが常らしく、その梁にクッションが貼り付
けてありました。
●写真は2階から3階への踊り場。共同のバスル
ームはさらに下の中2階にありました。
●シングルベッド2つの部屋はほどほどにゆった
りして、山側に面していたせいで静かに眠れまし
た。
●ボーダーコリーとウィペットのミックスのよう
なほっそりしたすごくきれいな犬がいて、着いた
時に出迎えてくれ、発つ時には見送ってくれまし
た。





特大ファミリールームの宿
Morton-in-Marsh, England



●コッツウォルズ地方の交通の起点になる小さな
町のさらに外れにある農場B&B。電話で予約し
た時に「駅からはタクシーでいらっしゃい」と言
われてそうしたのだけれど、歩いても20分くらい
で行けた。ただ交通量の多い道の路肩を歩いたの
でかなり危険だったけど。
●部屋は3室あるうち2つがバスルーム付。通さ
れた時は何かの間違いかと思ったほど広い広い部
屋。このシングルベッド2つと手前に特大ダブル
ベッドがあって20畳くらい? バスルームはさ
らに4畳半くらいの広さ。ファミリールームに泊
まったのはこれが初めてだったんですがなんだか
気が引けてしまいました。
●朝食は自家製のパンがローフのまま出てきて焼
きたてパリパリでおいしかった。カッティングボ
ードに乗ってて、自分でスライスできるんです。
完食しました!
●農場も広くて、もっとゆっくり見学する時間が
欲しかったところです。





子羊のいる宿
Caersws, Wales



●市販の宿ガイドを見て決めた宿。Caerswsの駅
で待ち合わせしたのだけれど、電話さえない無人
駅でしかたなく町の中心まで歩いて到着を伝える
ことに。奥さんの運転で町からどんどん山の中に
入って行くと道沿いにぽつんと建ってました。
●農場B&Bでちょうど子羊が生まれるシーズン
だったので、小屋で生まれたての子羊を抱かせて
もらいました。ただ、この宿はその後農場をやめ
たらしく、今は「元農場」B&Bのようです。
●夕食が自慢の宿、とあったので、2泊とも夕食
を頼みました。英国でローストビーフを食べたの
は実はここが最初。メインは普通の量なのに、付
け合わせの野菜が別盛りで2皿も出てきてびっく
り。さらにデザートが3種類も! いかに大食い
の我々でも苦しくなり、最後のチーズとチョコレ
ートのプレートは部屋に持ち帰って後でいただき
ました。
●部屋はちょっと狭めだったけれど、居間でゆっ
くりできたし、くつろげる宿でした。







出窓の宿
Rye, England



●午前中に着いて i で余裕で選んでもらった町
外れの格安の宿。バスルームがない部屋だから安
かったんだけど、ないのはここだけだから、つま
り共同バスルームは専用バスルームで問題なし。
●部屋はゆったりめな上、出窓が広く取ってあっ
て素晴らしい眺め。小高いRyeの町も、丸ごと見
えます。少し先を単線の鉄道がのどかに走ってる
し。後の部屋は道路側だから、この部屋で大正解
でした。
●ここのご主人は「超」のつく話好きで、話し出
したら止まらないみたい。最初に部屋に案内して
来た時なんか、ティーセットからテレビの使い方
まで事細かに説明を続け、20分くらい部屋にい続
けたくらい。いい人なんですけど。
●イングランドの南東部でよく出会う、ちょっと
大陸風メニューの朝食も珍しくて楽しめました。
ワッフルなんか付いたりしてね。
●町にも徒歩圏内で、買い物も食事も便利でし
た。






16世紀の農場の宿
Llanrwst, Wales



●ウェールズ最後の夜にどうしても農場に泊まり
たいと無理を言って泊まったワーキングファーム
の宿。16世紀の建物だというからびっくり。
●部屋の天井は低く、階段や廊下も傾き気味。寝
室のドアの開け閉めも昔風の差し込みテコ式。
●泊まった部屋はファミリールームということで
ダブルベッドが2つ。ぜいたくにこれを1人ずつ
使いました。バスは共同ですが、客室はあと一つ
シングルルームがあるだけ。
●写真では写っていませんが、ベッドの周り、部
屋一面に真っ白くてふかふかのムートンがそのま
まの形で何枚も敷きつめられて、靴を履いたまま
なんてとてもできません。即行ハダシになりまし
た。気持ちいい〜。
●宿を仕切っているのはこの家のおばあさん。す
ごい勢いで話をするので思わず逃げ腰に。でも翌
朝早く出発しなくてはいけない我々のために、規
定よりずっと早い時間に朝食をフルで用意してく
れました。






せせらぎの聞こえる宿
Beddgelert, Wales

●スノードン山系の谷あいにある静かな村の宿で
す。主に登山客が訪れる場所のわりに、この宿の
インテリアは別荘風またはシティホテル並の洗練
されたもので不思議でした。
●でもやっぱりと思ったのが、着いた夜の土砂降
りでぐっしょり濡れた我々の服から靴、そしてカ
バンまで、部屋のガスストーブが超強力で数時間
で乾いてしまいました。ウェールズの、そして山
の中の宿ならではなんでしょうか。
●村の中心にある古い石橋のたもとにあり、部屋
の窓からは川が直接見下ろせます。夜中じゅう雨
音が聞こえていると思っていたのですが、朝にな
ってみるとそれは川のせせらぎの音だったよう
で、すっかりやんでいました。
●朝食もきちんとしたメニューがあって、好きな
ように選べる、ホテルっぽいサービス。でも食い
しん坊の我々はとにかくフルブレックファース
ト!と言ってありったけ出してもらいましたけれ
ど。






朝食たっぷりの宿
Llandovery, Wales



●出発前にインターネットで見つけて予約を入れ
たんですが、結局返信のないままウェールズに着
いて、当日改めて電話で決まった宿です。
●翌日乗る列車の時間を考えるとその駅のある町
の真ん中に泊まるのが無難、と思って決めた、町
のハイストリートにある事務所付きの一軒家でし
た。にこにこ優しそうなご夫婦が、我々が着くな
り「お茶はどう?」と言ってくれ、なみなみとお
茶が入った巨大なマグカップでドンと豪快にふる
まってくれました。さらに翌朝は、朝食時にたっ
ぷりお茶を飲んだばかりの我々に、荷物を預けて
観光する前と後の2回もお茶はどう?と勧めてく
れて、これはよほどお茶好きな奥さんかと思いま
したね。
●お茶だけではありません。朝食もごらんの量が
ドカンと出てきて、皿からはみ出していました。
トーストはこれとは別にちゃんとラックに用意し
てあったんですよ。ティーポットも持ち上がらな
いくらいの重さで。これでもなお、食事中にご主
人が何度も顔を出して何か足りないものは、と
か、おかわりはどうだとか、もてなしパワーがす
ごかった…。